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このWEBサイトと調査について
1.国内にくらすHIV患者の数
2.HIVのイメージ~感染を知る前~
3.どのようにHIV陽性と知ったか
4.HIVの治療~通院・服薬・医療費~
5.必要な情報をどうやって得るか
6.周囲の人達との関係
7.仕事・お金・人生設計
239人のHIV陽性者が体験した調査と告知
長期療養時代の治療を考える
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 自分の感染を知る前に、HIVについて、どの程度の知識があり、どのようなイメージを持っていて、どれくらい自分に関係があると思っていたのでしょうか?

◆HIV=死というイメージ
 1990年代の後半までは、HIV=死というのはまぎれもない事実でした。効果的な治療法がないまま多くの人たちが亡くなりました。しかし、1996年頃に登場したHAARTによって治療効果は劇的に向上しました。少なくとも日本では、早く感染に気付いて適切な治療を受けることで、完治はしないものの長く生きていくことが可能な病気になりました。
 それでは、多くの人がこの変化を知っていて、HIVはもはや死の病ではないとイメージしているのでしょうか?
 私たちが調査したところ、HIV陽性とわかった人が検査を受けた当時、約6割が「HIV=死」というイメージを持っていました。「HIVに感染しても薬を飲めば死なずにすむ」「働くことができる」というイメージを持っていた人は4割強でした。この傾向は、2005年以降に告知を受けた人に限ってみてもほぼ同様です。今でもHIV=死というイメージを持ったまま陽性告知を受けている人が少なくないのです。
 また、ほとんどの人が、「HIVはセックスで感染する」ことも、「HIV感染を予防する方法はある」ということも知っていました。HIVなどの性感染症の予防について正しい情報を得ることはとても重要ですが、多くの人はそれだけでは感染を予防するには不十分だったのです。

◆まさか自分が感染しているはずがない?
 セックスをするうえで、HIVや性感染症は、セクシャルヘルス(性の健康)にかかわる大切で身近な課題です。しかし、ほんとうにそれらを「自分ごと」としてきたのでしょうか?
 私たちの調査では、HIV陽性とわかった人の3分の1は、検査を受けたときに「まさか自分は感染しているはずはないと思っていた」と回答しています。「他の病気や手術にともなう血液検査」や「献血」でわかった場合などは、HIVについてまったく意識していないことも多くあります。一方、「定期的にHIV検査を受けていた」という人でも、その約半数が「まさか自分は感染しているはずはない」と認識していました。
 陽性という結果を受けとめる準備を事前にすることなしに、突然その結果に出会う人がいまでも少なくないのです。

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