HAART登場後、HIV陽性者は長期療養をすることが可能になりましたが、それだけでは解決されない様々な問題が残されています。HIV陽性者がどのようなことを問題と感じているかを、広範囲に現状把握するために、web調査「HIV陽性者のライフマネジメントに関するwebアンケート」を実施しました。
さまざまな問題について、どれくらい「経験」していて、それが将来起きることをどれくらい「予測」し「不安」に感じ、どれくらい「対処自信感」があるかを、16の設問で聞いています。「副作用」「生活習慣病」「薬剤耐性」といった医療的なことから、「経済的負担の増加」「周囲への告知」「セックス」といったことまで取り上げていて、HIV陽性者が直面する幅広い課題が見えてきます。
HIV陽性者ひとりひとりが、自身の課題をマネジメントする上でのヒントを得ることができるよう、また、医療従事者・支援者などが現状を理解するうえでの貴重な資料となるように冊子としてまとめたものです。(サイズA5判 32ページ)
◆アンケート調査の概要◆
「HIV陽性者のライフマネジメントに関するwebアンケート」
調査方法:webアンケート
実施機関:2006年8月3日〜8月16日
有効回答数:124人