多くのHIV陽性者にとって、検査と陽性告知の場面は、その後の生活や治療へと続く重要で繊細なターニングポイントです。では、実際に、HIV陽性者にとって、検査前に抱いていたHIVに対する意識や、陽性という結果の告知、受け取った情報やメッセージは、どのようなものだったのでしょうか?
このような陽性告知の前後の状況について、サービスの利用者・経験者である当事者の視点から明らかにすることを目的として調査を行いました。まず2009年度に10名のHIV陽性者を対象にインタビュー調査を行い、そこで得られた知見をもとに2010年にWEB調査を行い、これらの結果をまとめた冊子を発行しました。
HIV検査の結果が陽性であった人たちが、その後の生活のより良いスタートを切ることができるように、すでに陽性とわかった人たちの経験を参考にしていただきたい・・・そんな思いでこの冊子は作られています。より良い検査環境のため、陽性者理解のためにもお役立てください。(サイズB5判 40ページ)
◆アンケート調査の概要◆
「HIV陽性者に関する調査」
調査方法:webアンケート
実施機関:2010年9月28日〜12月7日
有効回答数:239人